ゴマ鉄丼

ロサンゼルスから1年半ぶりに帰国した33歳男のブログです。趣味は一人旅で、思い入れが強いのはロサンゼルスとアフリカ。初心者ブロガーですが、観光地ではないディープでブラックなロサンゼルスや、これまでの旅の思い出を振り返ったりしていきます。みなさんの旅のヒントになれば本望です。

【番外編】これぞ本当のアメリカ?ノースダコタ州で田舎を謳歌する①(ノースダコタ州グランドフォークス)

ノースダコタ州…地図上ですぐに場所を示せる人は、アメリカ人でも少ないのではないでしょうか。 僕も行く前はさっぱり分かりませんでした。 「4人のアメリカ大統領の彫像があるのはたしかサウスダコタ州…ということは、その上かな?」程度の認識です。 2015…

【番外編】ディープサウスを巡る(ジョージア州ストーンマウンテン)

アトランタ滞在中、急きょ「行ってみよう」と思って向かったのがストーンマウンテン(Stone Mountain)です。 その名の通り「石の山」なのですが、これがなんと一枚岩で、オーストラリアのウルルーのようとのこと。ウルルーへは行ったことはありませんがこれ…

【番外編】ディープサウスを巡る(ジョージア州アトランタ)

ニューオーリンズからアトランタへ車で行く場合、ノンストップで6-7時間かかります。 アラバマ州モンゴメリーを通っていくコースと、同州最大都市バーミンガム(Birmingham)を通るコースの2択となるでしょう。 後者のほうが20マイルほど短く、20~30分程度…

【番外編】ディープサウスを巡る(ホイットニー・プランテーション)

観光スポット、フレンチクオーターから西へ車で小一時間。 奴隷を酷使し一代で財を成したプランテーション、ホイットニー・プランテーション(Whitney Plantation)があります。 開園から262年後の2014年に一般公開されたので行ってきました。 ニューオーリ…

【番外編】ディープサウスを巡る(ニューオーリンズ・フレンチクオーター)

フレンチクオーター(French Quarter)の町並み、ジャズ、ソウルフード…ニューオーリンズ(New Orleans)の魅力は実に多彩です。 ハリケーン・カトリーナによる甚大な被害を受けたのは12年前。僕はそれ以前にニューオーリンズに来たことがなかったので、町の…

【番外編】ディープサウスを巡る(アラバマ州~ルイジアナ州)

セルマからルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleams)までの行き方は複数ありますが、メキシコ湾を臨むモビール(Mobile)の街を抜ける65号線&10号線が風光明媚でオススメです。 余談ですが、この10号線はアメリカ大陸を横断するフリーウェイで、西はカ…

【番外編】ディープサウスを巡る(アラバマ州その2)

アラバマ州都・モンゴメリーから、州道80号線を西に走ること小一時間。セルマ(Selma)という小さな町に着きます。 思わず通り過ぎてしまいそうな南部の小さな町ですが、アメリカ史を語る上では非常に大きな意味を持つ名前です。 前回、「【番外編】ディープ…

【番外編】ディープサウスを巡る(アラバマ州その1)

ディープサウスへの旅の玄関口は、アトランタかニューオーリンズ(New Orleans)がオススメです。 ルイジアナ州のニューオーリンズは、アメリカ人にも大人気の観光都市。短い旅程の方はここに滞在される場合が多いと思います。 一方、ジョージア州アトランタ…

【番外編】ディープサウスを巡る(はじめに)

アメリカ南部…そのエリアの定義は複数ありますが、必ずと言っていいほど含まれるのが、「ジョージア州」「ミシシッピ州」「ルイジアナ州」「アラバマ州」あたりではないでしょうか。 深南部…ディープサウスとも呼ばれるこのエリア。「アフリカ系アメリカ人」…

【番外編3】西部開拓時代へタイムスリップ! 19世紀のアメリカを体験する(トゥームストン)

フェニックスからサボテン郡を横目に10号線を100マイルほど南下すると、州第2の都市・ツーソンに到着します。 ツーソンと聞いて、ウエスタンブーツや馬にまたがったカウボーイを連想する人も多いのでは。このイメージの定着に貢献したオールド・ツーソン(Ol…

【番外編2】砂漠の中に生まれた“復活の街”を歩く(フェニックス)

北米で最も広い砂漠・ソノラ砂漠の真ん中に位置する州都フェニックス。ロサンゼルスから飛行機でスカイハーバー国際空港へ向かえば、延々と広がる茶色い大地に突如現れる街に出くわします。 フェニックスは、米南西部の政治経済の中心地であり、約150万人が…

【番外編1】アリゾナでルート66を走る(キングマン~セリグマン)

アメリカ人はもちろん、日本人でもファンが多いルート66(Route 66)。 かつてシカゴとロサンゼルスを結んでいた、アメリカのマザーロードです。 道路名は各地でそれぞれ変わってしまいましたが、アリゾナ州では、約72マイル(115km)ほどルート66を走れます…

加州の「ヘソ」で バスク料理に舌鼓を打つ(ベーカーズフィールド)

「ロサンゼルスから日帰り旅行」シリーズ、最終回は僕がどこよりも愛する街を紹介したいと思います。 ロサンゼルスから5号線を北上すること2時間。山を3つほど超えると、ベーカーズフィールド(Bakersfield)です。 サンフランシスコへ最短距離で向かう場合…

吹きすさぶ風の谷 日系アメリカ人収容所跡地へ(マンザナー)

ロサンゼルスから北東に車で約4時間。戦時中に日系アメリカ人が収容されていたキャンプ跡地・マンザナー(Manzanar)に到着します。 正式名称はマンザナー強制収容所(Manzanar War Relocation Center)です。 開戦により、すべての在米日系人が「保護」とい…

ポール・ウォーカーさん 最期の場所を訪ねる(サンタ・クラリタ)

「Fast & Furious」シリーズで、Brian O'Coner刑事を務め、人気俳優だったポール・ウォーカー(Paul Walker)さんが亡くなってから2年半が経ちます。 不慮の事故であり、突然の死に心を痛めたファンの方も多いのではないでしょうか。 今回紹介するのは、ウォ…

州境のカジノに展示中 映画にもなったあの車(プリム)

ロサンゼルスからラスベガスへ車で行く場合、バーストー(Barstow)から1時間半走ると、ようやく州境を越えます。 カリフォルニア州側、最後の町らしい町はベイカー(Baker)ですが、そこからでも45分はかかります。 峠を越えて、長い下り坂を走っていると、…

砂漠の中にたたずむ あまりにも有名なカフェ(バーストー)

バグダッド・カフェ(Bagdad Cafe)…1980年代に作られた西ドイツの映画ですよね。 この映画のロケ地&テーマになったバグダッド・カフェが、ロサンゼルスからラスベガスに行く途中、少し道を外れた地にあります。 15号線でバーストーまで行き、そこから40号…

青く高い空を舞う 空軍基地でのエアショー(エドワーズ空軍基地)

ロサンゼルスの北。強い日差しが降り注ぐ砂漠の真ん中で、毎年のように行われているエアショーがあります。Edwards Air Force Base Air Showです。 飛行機好きにはよく知られたイベントで、遠方から来る人も多いのだとか。 日本からツアーが組まれることもあ…

息を呑む景色 オレンジ色に染まる大草原(ランカスター)

春、ロサンゼルスから北に向かってI-5のフリーウェイを走ると、ゴツゴツした岩肌にオレンジ色がちらほら見えてきます。 この正体はカリフォルニア・ポピーで、毎年3月~5月頃が見ごろです。 ロサンゼルスから車で北東に約1時間の町、ランカスター(Lancaster…

C・イーストウッドが市長を務めた スペイン風の小さな町(カーメル・バイ・ザ・シー)

ビッグ・サーから先、ヘアピンカーブや細い道を抜けると、そこはもうカリフォルニア北部。 「サンタバーバラやロサンゼルスなどの南のリゾート地とは違う、落ち着いた大人の雰囲気がするリゾート地」だと気がつくと思います。 今回紹介するカーメル・バイ・…

息を呑む絶景 橋から眺める大海原(ビッグ・サー)

このカテゴリーは「ロサンゼルスから日帰り旅行」ですが、今回紹介するビッグ・サー(Big Sur)は日帰りだと大変かもしれません。 ロサンゼルスとサンフランシスコを結ぶ、「全米一長い道」であり「全米一の絶景を楽しめる道」とも呼ばれる、PCHこと州道1号…

太平洋を眺む 新聞王の豪邸に寄る(ハースト・キャッスル)

モロ・ベイからPCH(1号線)を車で北上すること約30分、右手にハースト・キャッスル(Hearst Castle)と呼ばれる、ルネッサンス期の美しいスタイルを取り入れた豪邸に到着します。ここはミュージアムであり、一般に開放されています。 ロサンゼルスとサンフ…

PCH上にある 優しい港町(モロ・ベイ)

ロサンゼルスからサンフランシスコへ車で行く場合、大きく分けて3通りあります。 ①I-5という幹線道路で、75mphの道をひたすら真っ直ぐ走る ②101号線で、ベンチュラ~サンタバーバラ~パソ・ロブレス~サリーナスを抜ける ③1号線(PCH:Pacific Coast Highway)…

南加随一のリゾート地で アザラシに癒される(ラ・ホヤ)

サンディエゴ市街からI-5で約30分ほど北上すると、スペイン語で「宝石」を意味するラ・ホヤ(La Jolla)に到着します。 カリフォルニア大学サンディエゴ校やトーリーパインズゴルフコースがある一方、高級住宅地やビーチ&丘陵のあるリゾート地としても知ら…

一歩踏み込めば別世界 玉石混淆の町②(ティファナ)

「吸っている空気は同じなのに、環境がここまで違う…」。僕はこれまで何度もティファナに来たことがあるし、世界の国境を足で越えてきました。それでもいつも感じるのは、アメリカ側とメキシコ側との明らかな違い。言語、文化、景色、家…。いつ来ても新鮮。…

一歩踏み込めば別世界 玉石混淆の町①(ティファナ)

以前、カレクシコ/メヒカリのアメリカ・メキシコ国境の町を紹介しましたが、今回は24/7現地の人、旅行者が行き交うサン・イシドロ(San Ysidro)/ティファナ(Tijuana)の国境。①では、ざっくりとした町の紹介をします。 売春や麻薬取引、強盗など、旅行者…

サンディエゴの夜景を独り占め 対岸のコロナドへ(サンディエゴ)

海軍(U.S.Navy)の基地があることでも知られるサンディエゴ。何かと海がクローズアップされる街です。港には軍艦が見えたりします。 さて、今回紹介するのはコロナド(Coronado)。海に浮かんだ島のような場所で、ダウンタウン・サンディエゴから75号線で美…

夜に行きたい 魅惑のガスランプ・クォーター(サンディエゴ)

南カリフォルニアの暖かい日差しが似合うサンディエゴ。パームツリーと青い海が代名詞ですが、メキシコ国境まで数マイルしか離れていないということもあり、どこか異国情緒がある街です。 これから数回に分けてサンディエゴを紹介しようと思います。 今回の…

海岸線が美しい ビーチとギャラリーの町(ラグーナ・ビーチ)

ロサンゼルスから1号線(Pacific Coast Highway=PCH)をのんびり南下すると、ラグーナ・ビーチ(Laguna Beach)という美しい町に着きます。 雰囲気は「ザ・南カリフォルニア」といった感じ。アメリカ人にはリゾート地として知られ、ハネムーンでここを訪れる…

ティファナではない メキシコとのもうひとつの国境(カレクシコ/メヒカリ)

ロサンゼルスから日帰りできる場所、として色々紹介してきましたが、今回は特別編です。というのも、ロサンゼルスから日帰りは正直しんどいからです。 以前紹介したサルべーションマウンテン(Salvation Mountain)から111号線をほぼ真南に1時間進むと、そこ…