一歩踏み込めば別世界 玉石混淆の町②(ティファナ)
「吸っている空気は同じなのに、環境がここまで違う…」。僕はこれまで何度もティファナに来たことがあるし、世界の国境を足で越えてきました。それでもいつも感じるのは、アメリカ側とメキシコ側との明らかな違い。言語、文化、景色、家…。いつ来ても新鮮。ここまで違うと、飛行機で急に外国に降り立ったような気分になります。
国境の無い国で生まれ、育った日本人としては、何回来てもワクワクするものです。。
さて、このティファナという町。ポジティブな面とネガティブな面が入り混じっています。
まずはおいしいメキシコ料理が食べられること。特に、ティファナのHotel Ceaser’sでは、『誕生の地』でシーザーサラダをいただけます。南カリフォルニアに住んでいて、メキシコ料理もたまに食べていた僕が、「ここは本当においしい!」と思ったのが、このレストランで食べたメキシカンでした。なお、ティファナの食堂では、焼きたてのタコスを3個USD1で食べられます。
次に、観光地であり、革製品や銀製品のウィンドウショッピングが楽しいこと。安いかどうか、また本物かどうかはおいておいて、ノリがいい店員とのやりとりが最高に面白いです。片言の日本語で話しかけたりしてきて、フフッと笑ってしまうこと間違いないでしょう。値切りもできます。5年くらい前までは、キーホルダーに名前を彫ってくれるおじさんがストリートにいました。おみやげに最適だったのに。
あとは、町を歩いていると、薬屋が多いことに気づくと思います。これは、アメリカよりも安く販売されているそうで、大量に買って帰る人が多いそうですよ。
国境の町、日本でも県境などではありがちですが、治安があまりよくないと言われます。麻薬、ギャング、風俗、不法移民待機軍などがティファナが長年抱える問題のようです。とは言え、風俗は合法なのですが、夜になると独特の雰囲気になり、町全体がきな臭くなります。
ちなみに、僕は以前、ティファナの安宿に泊まったことがありますが、特に問題ありませんでした。