【番外編】ディープサウスを巡る(アラバマ州その1)
ディープサウスへの旅の玄関口は、アトランタかニューオーリンズ(New Orleans)がオススメです。
ルイジアナ州のニューオーリンズは、アメリカ人にも大人気の観光都市。短い旅程の方はここに滞在される場合が多いと思います。
一方、ジョージア州アトランタは国内外からの便が多く、とくに競合航空会社が多いロサンゼルス往復は、かなり安く行ける可能性があります。僕が2月に飛んだときは、アメリカン航空で250ドルくらいでした。
そのアトランタからアラバマの州都モンゴメリー(Montgomery)までは、フリーウェイに乗れば2時間強で到着です。
モンゴメリーは、州都とは思えないほどこじんまりとした街です。西海岸から来た僕には、黒人が多くアジア人がほとんどいないという光景が新鮮でした。
カリフォルニア、とくにロサンゼルスは「ステレオタイプのアメリカではない」ことを実感させられました。
モンゴメリーは最も知られるのは、「ローザ・パークス氏がローカルバスで席を譲ることを拒否したことに端を発する、バスボイコット事件」でしょう。
市内にはRosa Parks Museumがあり、ここではパークス氏の言動の一挙手一投足を見られます。規模はこじんまりとしていますが、展示物や映像が充実しているので、歴史を学ぶために足を運んでみましょう。
そのミュージアムから徒歩10分ほどで、キング牧師こと、マーティン・ルーサー・キング氏が若かりし頃牧師を務めていた教会(Dexter Avenue Baptist Church)があります。
その目の前には、南北戦争時代に「南部連合」の本拠地だった、現アラバマ州議会議事堂があります。
【こぼれ話】
実はアラバマ州は、ご多分に漏れずとても保守的な州として知られています。共和党は赤、民主党は青がイメージカラーですが、同州は「Crimson Red=真紅」と言われるほど。時期が時期だっただけにこのような場所も。
次回は、セルマという町を紹介します。
【地図