【番外編】チワワ鉄道から「メキシコのグランドキャニオン」を望む(ロスモチス&チワワ)
バハは半島であり、メキシコ本土へ行くにはフェリーが便利です。
といいつつ、下の写真は鉄道です。
2005年当時、僕はラパス(La Paz)からロスモチス(Los Mochis)へ移動しました。正確には、港があるトポロバンポへ(Topolobampo)。ロスモチスは近郊の中規模の都市です。 運航会社はBaja Ferries(http://www.bajaferries.com/)。ラパスの出港時間は①2:30pmと②11:00pm。トポロバンポ到着は約7時間後です。
かなり大きなフェリーで、大きく揺れること無く対岸まで運んでくれます。
バハと本土を結ぶ交通はこのフェリーくらいなので、地元の人で結構混んでいました。観光客…とくにバックパッカーはほとんど見かけませんでした。
僕が選んだのは①の時間。本来だったら宿代をケチって②を選ぶのですが、今回は理由がありました。
ロスモチスまで移動して一泊&翌朝6am発チワワ行きの鉄道(通称チワワ鉄道:Chepe
http://www.chepe.com.mx/english/index.html)に乗りたかったのです。
移動手段としてはもちろんですが、この鉄道の魅力はなんといっても「メキシコのグランドキャニオン」と称されるバランカ・デル・コブレ(Balanca del Cobre=Copper Canyon=銅峡谷)を一望できること!
グランドキャニオンに負けないぐらい。息を吞む迫力で、鳥肌モノです。
ロスモチスからチワワに向かう場合、予定時刻では2:25pmに到着するディビサデロ(Divisadero)駅でこの景色に出会えます。十中八九遅れるので、実際対面するのは4pm頃ではないでしょうか。
もちろんこの峡谷以外にも、車窓の眺めは大自然だらけ。
日本人が想像するようなサボテンだらけ…というより、カリフォルニア州北部のような森林を通り抜けていった印象です。
停車駅では地元の売り子が車内に来るので、彼らからランチを買うのも楽しいかも。
予定ではチワワ駅に9:34pm着ですが…もはや覚えていません。きっと深夜着だった気がします。
ちなみに、ロスモチス駅からチワワ駅まで乗った場合、現在の乗車賃は1767ペソだそう。今(2016年10月26日)のレートで9944円だそうです。
絶景に出会えてメキシコ人と仲良くなれる。
旅情緒を味わえるのでオススメの鉄道です。
【地図】