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ゴマ鉄丼

ロサンゼルスから1年半ぶりに帰国した33歳男のブログです。趣味は一人旅で、思い入れが強いのはロサンゼルスとアフリカ。初心者ブロガーですが、観光地ではないディープでブラックなロサンゼルスや、これまでの旅の思い出を振り返ったりしていきます。みなさんの旅のヒントになれば本望です。

【南部アフリカ③】戦々恐々 世界最凶の街へ降り立つ(ソウェト)

南部アフリカ アフリカ

夜中に何度に目覚めるもすぐに眠るを繰り返していると、夜が明けて7時半になっていました。

 

布団の中でガイドブックLonely Planetを読んでいると、ドイツ人の同室者が声をかけてくれたので一緒に朝食を食べました。

明日のネルスプリット行きのバスの予約ですが、事前に銀行振り込みが必要だとのこと。困惑していると、フロントの兄さんがやってくれるということで一安心。

 

10時半、エイビーが来たので出発。

今日はソウェト(Soweto)という地域へ向かいます。

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ここはヨハネスブルグの西に位置するタウンシップで、表現が正しいか分かりませんがゲットー(Ghetto)です。

僕はどうしてもここへ行きたかったので、今回の旅のハイライトです。

 

その歴史は古く、19世紀後半からジワリジワリと経済が発展していったヨハネスブルグ。当然国内外から仕事を求める人がこの大都市へ集まってきます。

ただし、仕事が無い、住むところが無いということでこの地にタウンシップが形成されたそう。

 

来年2010年のワールドカップ決勝が開催される通称サッカー・シティ(Soccer City)のスタジアムを横目に、ソウェトへつづくハイウェイを走ります。

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ようやく着いたソウェトは、アジアを連想させる地でした。

痛いほどの視線を浴びながら、エイビーの案内で歩き始めます。

 

目の前では、牛の頭を皮から剥がしてランチの支度をしている男の人がいます。

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エイビーが「橋の上からの眺めが良いよ」と教えてくれたので一人で行ってみました。

ふと、メキシコ・ティファナの景色を思い出しました。

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車で町中をゆっくり走ります。歩いているのは全員黒人。

ソウェトには現在、なんと500万人が住んでいるそうです。

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エイビーの知り合いだという、1軒の家に案内してくれました。

お母さん他11人(!)が住む小屋には電気は通っておらず、アイロンは1920年代のもの。ハエがたかり、テレビはつきません。

 

子どもたちはすごく歓迎してくれ(というより珍しいからでしょう)皆僕の手を取りたがります。

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だっこをしてあげると、「僕も」「私も」となりました。

 

僕は大学生の時にインターンシップポーランドの森の中に2カ月居たのですが、その時にこんな歓迎を受けたのを思い出しました。

 

お母さんに「突然の訪問ですみません。僕のような外国人が訪問することをどう思いますか」と聞くと、「とても遠いところからわざわざ来てくれてとてもうれしいわ」と言っていただき、とても感動しました。

 

この境遇でこの笑顔。これこそブラック・ダイヤモンドと呼ばれる元気の源ではないか?と僕は思いました。

 

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しばらく滞在した後、向かったのはヘクター・ピーターソン博物館とネルソン・マンデラ氏の家。本当に色々考えさせられました。

 

帰り道、エイビーに「日本人は世界有数のお金持ちかもしれませんが、自殺率が世界一なんです」と伝えると、「なぜ?」と心底不思議がっていました。

 

また、ネルソン・マンデラ氏の偉業に最大の敬意を払い、「マザー・テレサ同様、worshipに値すると思います」と伝えました。

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2日間という短い時間でしたが、エイビーはとても頼もしく優秀なガイドでした。

がっちりと握手をしてお別れ。

 

昨日は4人いたドミトリーも今夜は僕だけ。

少し寂しくなりましたが、今日のことを考えていたらいつの間にか眠っていました。

 

④へつづく。

 

【地図】