【南部アフリカ⑦】ポルトガル語圏&旧社会主義国家 モザンビークへ(プレトリア)
短かったモザンビーク滞在はこの日でおしまい。
南アフリカに戻ります。ヨハネスブルグではなく、首都プレトリア(Pretoria)が僕の最終目的地です。写真のようにジャカランダがとても映える美しい街のようです。
7時。バックパックを背負って出発。外は明るいし、特別危険そうでも無い&昨日道を確認していたので歩いてバス停へ向かいます。
乗り込んだバスでは窓側の席を確保。バスが動き始めてからすぐ深い眠りに落ちてしまったようで、気づいたら国境でした。
とくに問題無く出国&入国。
やはり南アフリカはインフラが整っています。ATMで南アランドを引き出し、バスへ戻ると再び寝てしまいました。
目が覚めると酷い頭痛を感じます。そのうち気分も悪くなってきて、明らかに体調が悪くなりました。
バスは渋滞により既に大幅に遅れています。
16時半、ようやくヨハネスブルグ市内入り。僕の目的地はここではなくプレトリア。もう少しバスに乗ったままです。
バスはパークステーション(Park Station)という、ヨハネスブルグで最も危ない場所で停車します。僕は初日にここを見てみたかったのです。「この体調で外へつまり出されたら、本当に身ぐるみはがされそうだなぁ」と思ったことを覚えています。
そう、この少し手前でバスは一人の白人バックパッカーをピックアップしていました。
17時、バスはプレトリアへ向けてゆっくり動き始めます。僕の体調は最悪。この際安宿では無く中級ホテルに泊まりたいくらい。でも僕にはケータイが無いし、Lonely Planetを開く元気もありません。
暗くなってからバスを降りたのは、プレトリア市内の駅前。一人でいるには怖い雰囲気で「まいったなぁ」と思っていると、先ほどのバックパッカーが話しかけてくれました。
「僕は安宿を予約しているんだけど、君も来るかい?」
ああ、僕はついているなぁ。渡りに船です。おまけにベッドが空いているか電話までしてくれました。
20分ほど車で走って着いたのは住宅地内のホステル(1322 Backpackers International)。
犬とおばちゃんがあたたかく迎えてくれました。
僕は個室にチェックイン。この旅で初めての個室です。
この日はビスケットとパンしか食べていませんでしたが、結局食欲がわかずこれでおしまい。
体を清潔にして、倒れこむように眠りにつきました。
「プレトリアは全く観光できなかったなぁ」
⑧へつづく。
【地図】