【西アフリカ②】ガーナの地で最期を迎えた 野口英世博士の銅像を訪ねる(アクラ)
250ドルを空港内で両替した僕は、いよいよ空港の外へ出ます。
アクラのむわ~とした初夏?の風をいっぱいに浴びたところでタクシーを捕まえます。
ガーナの公用語は英語ですし、ちょうど南アフリカW杯でガーナ代表が快進撃中だったので、その話題を振ると嬉しそう。愛想はいいのですが、あまり話しかけてこないし少し控えめな人が多いのかな?と個人的には好印象を受けました。
窓を開けると、気温は高くなさそうですが湿気を帯びた風は汗をかくのに十分。渋滞に巻き込まれながら着いたのは、事前に予約しておいたビーチ前の中級ホテル(65ドル)。
Afia Beach Hotel(http://www.afiavillage.com/)はLonely Planetに載っていて評価が良かったのですが、オーシャンフロント&パームツリーに囲まれた中のコテージで雰囲気は◎。
テレビ、冷蔵庫、クーラー、蚊帳付きで、僕にはもったいないくらいの設備がそろいます。
重たいバックパックを降ろしたあとは、ビーチを歩いてからそのままIndependent Squareという場所を目指します。
物売りのお兄さんに「逆だ」と言われてから、「やっぱり明日のバスのチケットを買おう」とSTCバスターミナルを目指しせっせと歩き続けます。
街中を歩いてもからかいの言葉を浴びることなく、タクシーも僕に向けてクラクションを鳴らすだけで、まったくしつこくありません。
それでも目的地まで遠いのは分かっていたので、途中でタクシーを拾いました。
バスターミナルに到着し、明朝7時半のケープコースト(Cape Coast)行きのチケットを購入します。
運転手さんにはそのまま待機してもらっていたので、そのまま野口英世博士の博物館へ移動します。
病院の中は広く、「どこで降りるんだ?」と聞かれ「Dr.ヒデヨ・ノグチの像まで行きたいんです」と告げると、車を降りてセキュリティに聞いてきてくれました。
僕が帽子を取ってお礼を告げると、それに応えてくれます。気持ちがいい。
看板を見つけたので、そのまま入ろうとすると施錠されています。聞けば「Mr.コフィが鍵を持っているよ」とのこと。教えてもらった場所へ行き、女性に尋ねるとわざわざ探しにいってくれました。
そばにいた女性に「ガーナの方は優しいですね」と言うと、「私が日本に行ってもきっと同じことをしてくれるわ」と言われました。
わざわざ来てくれたMr.コフィにお礼を言い、見学。
解りやすいパネルと研究室が再現されています。
寄付金を入れて記帳に名前を書き、外の銅像へ行き写真に収めます。
「忍耐」と書かれた石があったので、近くにいた人に意味を教えてあげました。
「サッカー楽しみですね」と言うとやっぱり嬉しそうでした。
ホテルまでの帰り道はやはりタクシーで。「なぜガーナに来たの?」を聞かれ、理由を答え、さらに僕がガーナに知り合いは一人もいないことを話すと、ますます不思議がって首を傾げていました。
夕方でまだ明るかったので、ビーチをもう一度散歩。カラフルなユニフォームを着た子どもたちがサッカーの練習をしていました。
僕の存在に気づいたらしく、みんなこっちを見ているので手を挙げて挨拶しました。
ガーナ初の食事はホテルにて。野菜とライスを注文します。チップはどうしたらいいのかな、と思い聞けば「結構です」とのこと。
その後、部屋で洗濯を済ませて蚊帳を設置。眠たくなったので就寝しました。
西アフリカの旅、出だしは◎。明日からの旅にも期待が膨らみます。
③へつづく
【地図】※野口博士の像がある場所です