【西アフリカ⑤】W杯をPV観戦! サッカーガーナ代表を応援する
アクラに帰るバスでは、一番後ろを陣取って外の景色を眺めます。
エンジンの上なのか、とにかく暑い。。どおりで周りに誰も座っていない訳だ。
首都に戻ってきたのは14時。明日は隣国トーゴへ移動するので、国境の町アフラオ(Aflao)までのバスチケットが欲しいとカウンターで告げるも、場所が違うと言われました。
仕方無いので大きな荷物を背負って歩き出します。「これで襲われたらアウトだなぁ」なんて思っていましたが、予想以上に人々は僕の存在を気にも留めない様子。
面白いもので、ジロジロ見てくる都市や国では本当に視線をジンジンと感じるのですが、空気のように扱ってくれるところは本当に誰とも目が合わないくらいでとても気が楽です。よい意味で予想を裏切られたのはバングラデシュでした。ここアクラもそんな感じでした。
30分程アクラ市内を歩いて、たどり着いたのはLonely Planet掲載のホテル。でも一泊USD90と言われ、諦めてタクシーで移動しました。
僕が来たのはオス(Osu)というエリア。ここは少し洗練された地区で、他の地区に比べて若干ツーリストが多いとのこと。敢えて言うならバンコクのカオサンロードのような。
僕がチェックインしたホテル。この日は国連の人が多く泊まっているようで、「あなたもUNの人なの?」とフロントの人に訊かれました。
ここで朗報!この夜はW杯ガーナvsウルグアイがあったのですが、パブリック・ビューイングをすぐ近くでやると教えてもらいました。
荷物を降ろしてKOALA SUPERMARKETというスーパーへ。今回の旅で初めて大型スーパーへ入りました。オレンジを5個購入。ホテルに戻る途中、中華料理屋でヌードルとフライドライスを注文しました。なかなかおいしかったです。
キックオフ時間はガーナ時間18時半。かなりの人だかりができていましたが、かまわずグイグイ中へ入り場所を確保します。
いよいよ試合が大型スクリーンに映し出され、選手入場のシーンでは会場の誰もが大興奮!
地元のテレビ局やDJまで来てムードは◎。
「ブラックスターズ」ことガーナ代表の即席応援団です。
前半はウルグアイペースで、開始45分でコーナーキックが6本もありました。
しかし前半ロスタイムにムンタリのミドルシュートが突き刺さり先制!皆ハイタッチしたり、ジャンプして大喜び。
しかし後半、セレッソ大阪にも在籍しこの大会で得点王になった、ウルグアイのフォルランに同点フリーキックを浴びて会場が静寂に包まれました。
結局試合は延長戦へ。延長後半の最後、ガーナの決定機をウルグアイ代表選手がハンドでPKを獲得!最高に盛り上がりますが、キッカーのギャンがクロスバーに当ててしまいゲーム終了。
会場は落胆のムードに包まれ、その後のPK戦では、ガーナの5人目から立て続けに3人が失敗。ウルグアイの選手が最後にしっかりと沈めて試合終了。
皆会場を去り始めます。
あー残念。僕も心底ガッカリしながらホテルに戻りました。
明日は国境越え。トーゴを目指します。
⑥へつづく。
【地図】