【西アフリカ⑨】ゾマホン氏の母国 ベナンに入国する(ウィダー)
深夜、ACが効きすぎて寒さで目覚めました。
でも消すと暑いので付けたり消したりの繰り返し。
7時に起床。少しお腹が緩んでいました。
8時前にホテルをチェックアウト。外で座って待っていると、スティーブさんが迎えに来てくれました。ありがたい。
茶色のスーツに身を包み、ビシッと仕事モードのスティーブさん。これはかっこいい。
タクシー乗り場まで送ってくれ、今日の目的地ウィダー(Ouidah)までの交渉をしてくれます。CFA4000で話がまとまりました。
スティーブさんにお礼を言ってお別れ。運転手はマリオカートのごとく猛スピードで運転士、他車をぐんぐん追い抜いていきます。
首都を離れたトーゴは本当に何も無く、のんびりしている国という印象を受けました。
90分後、国境に到着。ここで一瞬バックパックとお別れ。若干不安に駆られますが仕方のないこと。
出国の手続きでは、ベナン(Benin)での滞在予定ホテルなどを訊かれました。賄賂を覚悟していましたが、それは杞憂に終わりました。
そしてそのまま歩いてベナン側へ移動。48時間有効の通過ビザであれば、日本人は国境で買えるので、CFA10000でゲット。入国管理人が「ボールペンをくれ」というので「それくらいなら」とあげました。握手をして無事入国。
先ほどトーゴ側のドライバーが待っていてくれました。国が変わっても猛スピードの運転手。ゾマホン氏の母国もやはりパームツリーがそこここに生えていて美しいです。でもやっぱり何も無い・・・。
ロードサイドでは瓶に入れられたガソリンが売られています。
目に飛び込んでくる看板はNO AIDSを呼びかけるものばかり。よく見るとコートジボワールからナイジェリアまでの各国の国旗が描かれています。広告は国境を飛び越えるようです。
ちなみにトーゴとベナンの間には1時間の時差があるので、時計を1時間早めました。
今日の目的地ウィダーに到着。バイクタクシーと交渉し、ホテルへ送ってもらうも予想通り道が分からない様子。現地人に訊いてようやく到着。
Lonely Planetで紹介されている安宿で、静かでのんびりしたホテルでした。
AC付きの広い部屋を選択し、併設のレストランでチキンライスを注文します。
料理ができるまでの間、オーナーのイブ氏と話します。英語を流暢に話す人だったので、ここでも質問をしてみました。
「ヨーロッパ人を恨んではいない。歴史から学ぶべき」
「アフリカはもっと働くべき」
「中国人は建築で少し居るが、現地人とかかわろうとしない」
「アメリカの黒人に親しみがある」
教養のある人のようで会話が弾みました。ゾマホン氏を知っていたことに驚き、日本出発前に高円寺でもらったゾマホン氏が表紙のフリーペーパーをあげました。
⑩へつづきます。
【地図】