ゴマ鉄丼

ロサンゼルスから1年半ぶりに帰国した33歳男のブログです。趣味は一人旅で、思い入れが強いのはロサンゼルスとアフリカ。初心者ブロガーですが、観光地ではないディープでブラックなロサンゼルスや、これまでの旅の思い出を振り返ったりしていきます。みなさんの旅のヒントになれば本望です。

【西アフリカ⑨】ゾマホン氏の母国 ベナンに入国する(ウィダー)

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深夜、ACが効きすぎて寒さで目覚めました。

でも消すと暑いので付けたり消したりの繰り返し。

7時に起床。少しお腹が緩んでいました。

 

8時前にホテルをチェックアウト。外で座って待っていると、スティーブさんが迎えに来てくれました。ありがたい。

 

茶色のスーツに身を包み、ビシッと仕事モードのスティーブさん。これはかっこいい。

タクシー乗り場まで送ってくれ、今日の目的地ウィダー(Ouidah)までの交渉をしてくれます。CFA4000で話がまとまりました。

 

スティーブさんにお礼を言ってお別れ。運転手はマリオカートのごとく猛スピードで運転士、他車をぐんぐん追い抜いていきます。

首都を離れたトーゴは本当に何も無く、のんびりしている国という印象を受けました。

 

90分後、国境に到着。ここで一瞬バックパックとお別れ。若干不安に駆られますが仕方のないこと。

出国の手続きでは、ベナン(Benin)での滞在予定ホテルなどを訊かれました。賄賂を覚悟していましたが、それは杞憂に終わりました。

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そしてそのまま歩いてベナン側へ移動。48時間有効の通過ビザであれば、日本人は国境で買えるので、CFA10000でゲット。入国管理人が「ボールペンをくれ」というので「それくらいなら」とあげました。握手をして無事入国。

 

先ほどトーゴ側のドライバーが待っていてくれました。国が変わっても猛スピードの運転手。ゾマホン氏の母国もやはりパームツリーがそこここに生えていて美しいです。でもやっぱり何も無い・・・。

 

ロードサイドでは瓶に入れられたガソリンが売られています。

目に飛び込んでくる看板はNO AIDSを呼びかけるものばかり。よく見るとコートジボワールからナイジェリアまでの各国の国旗が描かれています。広告は国境を飛び越えるようです。

 

ちなみにトーゴベナンの間には1時間の時差があるので、時計を1時間早めました。

 

今日の目的地ウィダーに到着。バイクタクシーと交渉し、ホテルへ送ってもらうも予想通り道が分からない様子。現地人に訊いてようやく到着。

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Lonely Planetで紹介されている安宿で、静かでのんびりしたホテルでした。

AC付きの広い部屋を選択し、併設のレストランでチキンライスを注文します。

料理ができるまでの間、オーナーのイブ氏と話します。英語を流暢に話す人だったので、ここでも質問をしてみました。

 

「ヨーロッパ人を恨んではいない。歴史から学ぶべき」

ゾマホン氏の父親は有名なジャーナリスト」

「アフリカはもっと働くべき」

「中国人は建築で少し居るが、現地人とかかわろうとしない」

「以前は北朝鮮人、キューバ人、ロシア人もいた」

「アメリカの黒人に親しみがある」

 

教養のある人のようで会話が弾みました。ゾマホン氏を知っていたことに驚き、日本出発前に高円寺でもらったゾマホン氏が表紙のフリーペーパーをあげました。

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⑩へつづきます。

 

【地図】