【西アフリカ⑫】土砂降りの中 ナイジェリア国境を目指す(コトヌー→)
夜中に目覚め、よく眠ったと思ったら0時でした。
緊張しているのか、寝つきが悪くLonely Planetを読むことに。
3時頃再び寝て、6時頃起床しました。
外が明るくなるのを待ってから身支度。準備ができたところで雨が降り出しましたが、とりあえずチェックアウト。
ところが雨は止むどころか強くなる一方。ホテル前で雨宿りしながら45分ほどねばっているところで、あることを思い出しました。
「おとといトーゴから来たとき、通過ビザの有効は48時間だった…まずい」
水を一気に飲み干した僕は、強い雨の中バイクタクシーを探します。最初にあたった人とはうまくコミュニケーションがとれず、雨宿りしていた人にCFA400で行ってもらうことに。土砂降りですでに体はびしょ濡れ。風邪をひいてもおかしくないくらいです。
Grand Marcheに着き、「ラゴス行きの車はどこですか」と尋ねると「ここで待て」と言われたので、「どうにかしてくれよ」と言いCFA1000握らせると、「乗れ」と言い車を探してくれました。
ラゴス行きの車を確認して乗車。このままだと間違いなく風邪をひくので、上だけでも着替えることに。
タオルで体を拭いてじっと車内で出発を待ちます。すると意外にも人が乗り出して出発。
一瞬冷静になり頭が動き始めます。「ベナン入国がたしかおとといの10時頃で、今は9時。それにパスポートには入国の時間が書いていなかったので、きっと大丈夫だ」
ドライバーに「(ナイジェリアの通過)ナイラを買いたい」というと、「Seme Seme」と言うので「国境で換金しな」という意味と理解。
相変わらずの雨。首都ポルトノボ(Port Novo)をいつの間にか通過していたようで、ここでなんと全員が降りてしまいました。
「おいおいなんだよ」と本当に不安になっていたら、僕だけを乗せて少し移動しました。
緊張が続きます。
⑬へつづく。