【西アフリカ⑮】4つ星ホテルにチェックイン 旅の疲れを取る(ラゴス)
冷たい身体と疲れ切った表情でホテルに入る僕。大きなバックパックを背負った姿は、この4つ星ホテルには似合いませんでしたが、フロントの男性の「ウェルカム」という声に心底ホッとしたのでした。
すぐに1日延泊したい旨を伝えると「喜んで」と言ってくれました。
名前をすぐに覚えてくれたし、とてもスムーズなチェックイン。荷物をポーターに運んでもらい、236号室へ。
素晴らしい部屋が充てられ、施設の説明を受けた後チップを渡しました。
寒かったのと疲れを取るためにすぐにシャワーを浴びましたが、本当に気持ちがよかったです。
サッパリしてからロビーへ降りてインターネット。両親にメールを送り、明日の天気をチェックしました。明日も同じように雨模様のよう。
少しホテル内を歩いて両替をお願いしたところ、USD100がN1500になりました。
闇レートよりもいくらか良いレートでした。
軍資金を握りしめたままホテル内のビュッフェへ。
この旅初の豪華な食事を堪能しました。サラダをたっぷり食べ、デザートも食べました。
隣のテーブルから聞こえてくるのはナイジェリアンイングリッシュ。やはり英語圏の国にいるほうがホッとします。
チップを含めN5000も払いましたが大満足。
そのままホテルの敷地内を歩いてみました。晴れていたらプールサイドで読書でもしたかったのですが、そんな天気でもありません。
正直明日タクシードライバーを捕まえてラゴス市内へ行く自信がありませんでした。
いろんな国へ行き、百戦錬磨と思っていた僕ですが、この国のファーストインプレッションはそれほど衝撃的だったのです。
役人まで信用できない国…そしてラゴスはきっとヨハネスブルグよりも怖い街なのではないでしょうか。南アフリカでは警官は仕事をしていました。
部屋に戻りゴロゴロしていたら少し寝てしまいました。
今夜はW杯準決勝ドイツvsスペインがあり、エレベーターで会った宿泊客に「サッカー見ていますか?」と話しかければどこででも話が弾むのでした。
なお、このホテルではドライバー付きのレンタカー(実際はタクシー)をオーガナイズしているようなのえ、空港への運賃を含めて聞いてみました。しかし担当者がいないので分からないという返答。
再びインターネットをし、在日ナイジェリア大使館員の友人と、トーゴでお世話になったスティーブさんにお礼のメールをしました。
ホテルに中にいてもつまらないので、外へ出ようと歩き始めましたが、まだ恐怖感が拭えず少しして戻ってきました。
部屋に戻りずぶ濡れになったポロシャツやそれを拭いたタオル、靴下などをせっせと洗濯。風呂に湯を張り、今回の旅の疲れを取りました。
すっかり生き返ることができました。
明日に備えてこの日はゆっくり寝ることにしました。
⑯へつづく。
【地図】