【西アフリカ⑱】楽しみにしてたShrineに行けずも 市内観光を堪能する(ラゴス)
Mama Cassの店内で注文したのはフーフーと汁&魚のフライ。ピーターの分も一緒に払いました。
正直特別おいしくはなかったですが、友人に薦めてもらったお店だし来られて満足です。
ランチを終えた僕らはIkoyi Islandに入りました。この時間は渋滞で鈍行。
相変わらずのピーターの危なっかしい運転に肝を冷やしました。
ところでポリスチェックはそこここで見かけますが僕らはスルー。
渋滞を抜け、Lagos Islandへ入ったところでテンションマックスのピーターが爆音で音楽を流し始めました。
そのまま3rd Mainland Bridgeなる道を快適にとばして車は市外へ。
汚い&貧しい家が増えてきました。ところどころにあるマーケットはボロく、汚いですがカラフルで活気がありました。
僕が窓の外を見ていると、ピーターが「This is Lagos!」と一言。
ラゴスには亡くなったフェラ・クティの息子、フェミが毎晩のようにアフロビートを演奏するNew Shrineなる場所があります。
僕はここへどうしても行きたくてラゴスに来る前は楽しみにしていたのですが、国境を越えてナイジェリアに入ったときの衝撃ですっかり気力が失せていました。
それでもせめて外観だけでも…と思い、ピーターにその話をすると「さっき行けばよかった!忘れていたよ」と返答。
おーい頼むよピーター。「行けないかな?」と聞けば「今からじゃ渋滞で無理だよ」とのこと。あーあ。
続いて到着したのはNational Theatre。いきなり得意のトイレへ駆け込むピーター。僕ももよおしてきたので彼の後を追いました。
トイレから出てくると、門番というかだるそうに座っている警備員とピーターが何やらもめていました。
英語でしゃべっているようで、近くに寄って耳を傾けるもイマイチよく分かりません。
ナイジェリア人同士の英語は50%くらいしか分かりません。
ピーターはcomeを「コム」と言っていました。
そういえばここにいる警官がAK-47を持っていて本当に怖かったです。
約束の時間が近づいてきたのでホテルへ戻ることに。
腹を下しているピーターに日本から持ってきた薬をあげました。
5000円出してラゴスの街を現地人の案内でまわれたことは大正解でした。
昨日までの悪いイメージが幾分和らぎましたし、何よりピーターがよかったです。
国境の役人とドライバーのせいで印象が悪かったナイジェリア人も、このピーター&ラゴスの街で必死に働くナイジェリア人たちを見ていたら、僕の考えも少し変わりました。
最後の街がラゴスでよかったと思いました。
あと1日ありますが、無事にガーナからナイジェリアまで来られたこと/食中毒にならなかったこと/蚊にさされなかったこと、西アフリカ旅行のほとんどが順調でした。
ケープコースト城見学/ガーナ人とサッカー観戦/スティーブさんとの再会/ゾマホンさんの本を渡せたこと/ラゴスを見られたこと/危険な目に遭わなかったこと/聞きたいことをいろんな人に聞けたこと/待ち時間がどこも短かったことetc。
「チャイナ」「ニーハオ」「シノア」攻撃はどの国でも食らいましたが、これが無ければ本当によい旅だったと思います。
⑲へつづく。
【地図】※New Afrika Shrineです