【東アフリカ⑥】2泊3日の鉄道の旅へ ザンビアを目指す(ダル・エス・サラーム→)
今朝もけたたましいアザーンに起こされましたが、無理やり眠って7:30AMに起床しました。
9AMに朝食を取って、インターネットカフェへ。昨晩の降雨で道路はビチャビチャです。
Eメールをチェックして、部屋に戻りチェックアウト時間まで部屋でダラダラ過ごしました。
時間が来たのでチェックアウト。荷物を預かってもらい、これから始まる2泊3日の列車の旅に向け買い出しです。
水2本、パン一斤、バナナ、チョコクリーム、クッキーを購入。
この小さなマーケットの経営者はインド系のようで、ヒンドゥー語の新聞やしょうゆ、各種ヌードルが売られていました。
ランチはホルモン煮込みとスパゲティです。
アフリカでは、南でも西でも、どこででもホルモンが食べられているようです。僕も好きでパクパク食べましたが、少し臭かったかな。
ホテルに戻りバックパックをピックアップ。水2本、計3ℓの重さがズシリときます。
タクシーで一路駅へ。車内で流れるラジオはアメリカのラジオのようで、音楽ばかりがかかっていて心地良かったです。
昨日も来ましたが、改めて見ると、駅(Dar es Salaam Railway Station)は立派なつくり。僕は一等クラス用の控室で出発まで過ごしました。
そうそう、アブラにはサッカー日本代表のユニフォームをあげました。
テレビを見てボーっとしていると、控室で切符を切られました。
2:40PM、一等クラスから乗車開始。他のクラスの乗客も合わせると、かなりの人数になりそうです。みんな大きな荷物を持っています。
席を確認してからコンパートメントに入ります。
すぐ後ろを歩いていた、チェルシーのユニフォームを着た男性も入ってきました。
ザンビア人のムレンガ氏。ビジネスマンだそう。
車内は評判以上に良いと思いました。まくら、毛布、石鹸、水、キャンディー、トイレットペーパーが配られます。
しばらくすると、ウェネという17歳の少年が来ました。あどけないけど笑顔がかわいい。話していて英語がうまいなぁと思いました。
この2人と僕と、3人で旅が始まりました。
ムレンガ氏の目的地は僕と同じ終点のカピリ・ムポシ(Kapiri Mposhi)まで、ウェネはその手前、Kasamaという町まで行くそう。
意外にも?列車は定刻の3:50PMに動き始めました。
少し走るとすぐに車外の風景は田園になりました。手を振ってくれる子どももいます。
僕はなんとか動物を見ようと必死に探しましたが、すぐに諦めました。
持参したビスケットやバナナを旅仲間にあげました。
意外と早い速度で列車は進みます。
ウェネには首から下げていたネットストラップとミンティアを、ムレンガ氏にはコインケースをあげました。
しばらくすると、ウェネが食堂車へ案内してくれました。
二等席は少し狭そうでした。
パンにチョコレートクリームを塗って食べようと思ったら、夕食の注文を取りにきました。せっかくなので注文することに。
この時ムレンガ氏が、「ディナーかサパーかどっちだ?」と英語で聞いて、注文を取っていた職員が「どっちも同じだろ」と答えていました。
このやりとりがえらく面白く、ウェネと二人でケラケラ笑いました。
2人とはよく話しました。将来の夢、地震のこと、スポーツ、音楽、教育etc。
やっぱり旅はこうでないと、と思った瞬間でした。
チキンライスを食べて歯磨き。まだ10PMですが、消灯になりました。
⑦へつづく。
【地図】