【東アフリカ⑦】Go West! 東アフリカの大地を列車で駆け抜ける(移動)
夜中、たまにあるゴトンッという音に驚いて一気に目が覚めます。
深夜にはムレンガ氏が「寒い」と言ってファンの止め方を訊いてきました。
ここでもウェネと顔を見合わせて爆笑。
外国の人と笑いのツボが同じだとなんだかうれしくなります。
やはり深夜に停まった駅で、ムレンガ氏がホームにいる地元の人から魚の干物を買おうとしたのですが、交渉決裂!
一部始終を見ていましたが、なんだかおかしい光景でした。
さて、僕の風邪は治るばかりか悪化したようです。
それでも暖かい格好で眠りに就き、目が覚めると7AMでした。
二人も起きてきたのでバナナをあげました。
今日はひたすら移動。当然列車に乗ったままです。
外を眺めて、時おり通過する駅名を見ては手元の地図と照らし合わせるということを繰り返していました。
インターネットで見たタイムテーブルでは、Mbeyaという駅発は1:26PMでしたが、実際Mbeya駅到着はその2時間後の3:30PMでした。
すでに2時間遅れているとは…最終駅到着は何時間遅れるのかなぁ。
しばらく走った後、ザンビアの国境に着いたようでタンザニアのイミグレーションの人が乗ってきました。
出国スタンプをもらい、そのままザンビア側の人を待ちますが、一向に来る気配はナシ。もう入国したはずなのに。。
ムレンガ氏は別のコンパートメントにいるという奥さんのところへ出かけていきました。ウェネはジェット・リーの映画に夢中の様子。
そうそう、ムレンガ氏に対して「あなたはデンゼル・ワシントン似だ」とイジったら、「じゃあお前はジェット・リーだ」と言われました。
暗くなってから着いた駅こそが国境らしく、忙しそうなザンビア入国係員が来ました。「ビザが要るのならまた来る」と言い残し去っていきました。
日本人は国境でザンビアビザが取得可能です。
興味深かったのは、みんなはパスポートではなく紙切れだったこと。許可証のもののようで、みんな何度も行き来しているんだろうな、と思いました。
今夜も夕食をオーダーしますが、国境を越えたため支払いはTSHではなくザンビアのクワチャ払いに。
闇両替商が来たので、とりあえずUSD40分のクワチャを購入。
夜、列車の連結部分に出てみると星がとても多く感動しました。
⑧へつづく。
【地図】※Mbeyaの町です