【東アフリカ⑬】ジンバブエの首都をブラブラ 汚れた米ドルに閉口する(ハラレ)
再び独りになった僕。緊張というか、警戒しながらハラレの街を歩き始めます。
ダル・エス・サラームと違うのは、白人はおろかインド系も皆無なこと。でもネクタイを締めたビジネスマンとたまにすれ違います。
どこから見ても僕は旅行者だし、地元の人ではないのは火を見るよりも明らかですが、それでも街中でどうどうと地図を広げる気にはなれません。「おれこの道知ってるもんね」という表情で歩きつづけます。
行きついたのはEast Gateというショッピングモール。ただ、全く面白くないのですぐに出ることに。
僕は基本的に街中を散歩しているだけで楽しめるのですが、それでも目的地無しでは面白くない。と思っていたら、Sparの看板を発見。北上します。
スーパーではどんな商品があるかをなんとなく見ていました。南アフリカ産が多く、中国人っぽい買い物客を見かけました。
ここではバナナ、りんご、ヨーグルト、ミニッツメイドを購入。USD10ちょいだったので、USD11を渡すとレシートに何かを書かれました。「〇〇セント(?)の貸し」ということのようです。
つづいてショナの彫刻が見られるギャラリーへ移動。
ふと見かけた、街中でテレホンカードを売る男性が握っていた米ドル札がすごく汚れていて印象的でした。たしかに新札が出回ることが無いわけだし、僕が成田空港で手に入れた新札をどこかで差し出した時は「偽札か?」とチェックされました。
さて、このギャラリーには値札がついており、僕はどうしてもそっちに目がいってしまいました。土産コーナーを冷やかした後は庭に出ます。ここは都会のオアシスと呼べそうな雰囲気で、どの作品も素晴らしかったです。
そうそう、しょぼそうな自動車学校も見かけました。みんなあんなに荒い運転をしているのに、こんなビジネスもあるのね、と思った瞬間でした。
ホテルに戻ったら軽いトラブル。ルームキーが反応しません。フロントへ行き有効にしてもらいました。でも今度は中の鍵のフックがうまくハマってしまいドアが開きません。そこで、近くにいたハウスキーピングの女性に助けを求めると、フロントへ電話してくれました。5分後、ドライバー1本を持ったハンディマンが来てくれて開けてくれました。思わず二人で顔を合わせて苦笑い。
夜、プールサイドに座っていると黒人男性が来て「(カメラで)おれを撮れ」と言ってきました。「あとで消せばいいか」とOK。すると色々ペチャクチャと話し始めました。しまいには「ジンバブエで採鉱ビジネスをやろうぜ」とか。「正気かよ。自己紹介すらしていないのに」と思い、適当にかわして逆にジンバブエのことを訊きました。
結局ダグラス氏は「1兆ジンバブエドル」を持ってきてくれませんでした。
ちょっと期待していただけに残念です。
明日は3:30AM起きでダル・エス・サラームへ飛びます。
⑭へつづく。