【東アフリカ⑯】深夜に降り立った空港で 友人との再会を喜ぶ (→ダル・エス・サラーム→)
結局飛行機がルサカ空港を離陸したのは、僕が空港に着いた12時間後の0:07AMでした。
もう20時間起きているし、疲れていたので寝ることに。
あっという間に寝てしまったようで、目覚めると目の前に機内食が置かれる瞬間でした。
食後、また寝ることにしましたが首が固定されません。さらに、気圧の変化のせいだと思われますが、眉間に大きな痛みを感じることがありました。ストレスが溜まるなぁ。
旅の初日以来のダル・エス・サラーム空港に戻ってきたのは、3:15AM。
お決まりのUSD50を支払ってシングルビザを購入しました。
バックパックとハラレ以来の再会を果たしひと安心。
太陽が出てくるまでの2、3時間をどう過ごそうか考えていたら、ゲートの向こうで僕に向かって手を振る人が見えます。
「ア、アブラだ!」嬉しくなってハグをしました。連絡を取り合っていたわけではないのに、空港で僕の帰りを待っていてくれたようです。こんな時間まで。信じられませんでした。
再会を喜び、タクシーで市内へ向かいます。カリアコー地区で朝が来るまで過ごすことにしました。ここで二度目のサプライズ。なんとルサカ→ハラレまで僕を運んでくれたバスが、旅を終えタンザニアに戻っていました。ナンバープレートも当然同じです。
荷物を置いてアブラと話していましたが、しばらくすると僕はトイレに行きたくなり、アブラの生家のを借りることに。一瞬市民の生活を垣間見られましたが、やはり生活は厳しそうです。路上で寝ている人も珍しくありません。
僕はこれからザンジバル(Zanzibar)へ行くので、明るくなってきた頃、フェリー乗り場へ歩き始めました。タンザニアの朝は早いようで、街に少しずつ活気が出てきました。裕福なインド系の子どもはバスで学校へ行くようです。
アブラはとてもしっかりしていて、自分の考えも持っている男でした。教養があり、ただ「金がなくもがいているんだ」と何度も言っていました。
フェリー乗り場着。7AM発のチケットを7AMに購入していたら、乗船予定のフェリーのオジサンが走ってやってきて「早くしろ!」と急かしてきました。一応走って後を追うと、どうやら僕が最後の乗客だったよう。「時間に緩いアフリカだし、どうせ定刻には出発しないでしょ」という僕の浅はかな考えは間違っていました。
で、乗船時。オジサンが帰りのチケットを含む2枚を切ったので、「何をするんだ」と抗議しました。強気なオジサンは「(船の)中で話す」と言うのでついていくことに。たしかにチケットは2枚とも同じ日付。さっき購入したチケット屋のオジサンが間違えたようですが、念のため電話をかけていました。確認後、一応詫びてきたので仲直り。明後日、ザンジバルのオフィスでチケットを受け取ることになりました。
ここでやっと冷静になる僕。「あー!アブラにちゃんと挨拶できなかった…」
やってしまいました。。
さて、僕は2等のチケットを購入したのですが、どさくさに紛れて乗り込んだので1等にいます。冷房が効いて気持ちがいい~。とにかく心身ともに疲弊しているので目を閉じて寝ようとしますが、ドアの隣で音がうるさい。眠れません。
ああ、早くザンジバルのリゾートでリラックスしたい。
⑰へつづく。
【地図】※フェリー乗り場です