【南部アフリカ⑤】ポルトガル語圏&旧社会主義国家 モザンビークへ(マプト)
朝、パンを焼いていたらドイツ人旅行者二人に話しかけられました。
当初僕が行く予定だったスワジランドへ行くそうで、お互い午前中は時間があるとのことで植物園へ3人で向かうことになりました。
彼らは携帯電話を持っていてタクシーを呼んでくれました。
当時、僕はあえて携帯電話を持たない旅のスタイルだったのですが、その手軽さにやはり衝撃を受けました。
15分後に到着した植物園の来園客は少なめ。てくてく歩きます。
日本には無い珍しそうな植物も多く、写真に収めます。
太陽が昇り、背中が汗ばむほどの気候になりました。
約束したタクシーの時間が近づいてきたので、3人で歩いて戻ります。
しかしドライバーが来ていないので、電話をします。
すると「あと30秒!」とのこと。すると1分後にタクシーが現れたので、3人でケラケラ笑いました。
宿に戻った僕は身支度をして出発。「歩いてバスターミナルへ向かうのは危険だよ」という忠告を受け、素直にタクシーを呼んでもらうことに。
待つこと35分、現れたのはさっきのタクシードライバーでした。
13時、ダウンタウン・ネルスプリットになるグレイハウンドバスのオフィスから2階建てバスに乗り込みます。
ヨハネスブルグ方面から来たバスで、ここネルスプリットは経由地です。
「どこに座ってもいいよ」と言われたので「しめしめ」と2階の先頭席を陣取りました。
その後、この席が空席だった理由が明らかになります。
エアコンが故障している&日差しでとても暑いのです。。
15時半、国境に到着。南アを出国後モザンビークに入ります。
英語圏からポルトガル語圏に入ったわけですが、景色も全く違って見えてきます。
窓の外、町にはゴミが散らかっていて、人々の格好もちょっとラフ。
暑さに耐えながら17時頃ようやく首都マプト(Maputo)市内に入ります。
下車後、タクシーに乗って宿を目指します。
ポルトガル語ということでコミュニケーションは容易ではありませんが、友人から借りた「指さし会話帳 ブラジル」を駆使。お、通じた。
男女混合のドミトリーでベッドを確保。同室のイギリス人女性2人組とオーストラリア人男性と計4人で早速外出。レストランを目指します。
南アと違い、道を歩いていると「これを買わないか」「あれを買ってよ」と物売りから大人気。アジアの街を歩いているようです。
シーフードの店で料理を堪能することに。ここでも指差し会話帳が役立ち、拙いポルトガル語でなんとか注文できました。
宿に戻ってからは、中庭でみんなでトランプ。蚊が寄ってきて嫌でした。
しばらくして、僕は受付の青年に話しかけてみました。
英語が喋れる人だったし、せっかくなので色々聞き出します。
「今のモザンビークはパソコン不足だよ」「日本も中国も違いが分からないよ」といったセリフが印象的でした。
その後、シャワーを浴びて服を洗濯。今夜は蚊帳の中で眠ります。
⑥へつづく
【地図】