【東アフリカ⑨】乗り合いバスに振り回されるも 無事ザンビアの首都に到着(ルサカ)
タンザニアの首都ダル・エス・サラームを出発して48時間後、列車はようやくザンビアの地方都市カピリ・ムポシ(Kapiri Mposhi)に到着しました。
駅に着いても乗客は慌てておりません。みんな「やれやれ。やっと着いたか」といった表情をしています。
改札で切符が回収されましたが、無賃乗車が多いのかも。
残念だったのは、48時間という長い時間を一緒に過ごしたムレンガ氏に挨拶できなかったこと。
さて、駅前で乗客を捕まえようと待ち構えているのは、首都ルサカ(Lusaka)行きを始めとする各地への乗り合いバスorタクシーです。
白人はおろか旅行者など僕くらいしかいないのか、あっという間に「どこへ行く?」「おれの車に乗れ」「安くするぞ」と囲まれてしまいました。
ボロいバスがルサカへ行くというので、50000クワチャを40000クワチャにまけさせて乗車&待機。ちなみにザンビアも英語が公用語なので、コミュニケーションは楽です。
やはり満員になるまで出発しない様子。体調が悪い僕は、窓の外で必死になって乗客を捕まえようとしている運転手をなんとなく目で追っていました。
バスが動き始めたのは5:10PM。「首都までは2時間くらいだったっけ。そうしたら7:30PMには着くかな」と思っていたら、早速広いバス乗り場でストップ。
ここでしばらく停車したと思ったら、さらに小さいバスへ移動させられました。
しかもこのバスへどんどん人を詰め込むので、すぐに足とお尻が痛くなってしまいました。
とにかく人を拾うべくすぐに停まるし、そもそも体調は悪いしで、僕はだんだんイライラしてきました。ハイエースくらいの車に20人も詰め込むなよ。
90分ほど南へ走り、太陽が沈んで暗くなりました。ようやく近くの町に着きましたが、ここでもバス、もといハイエースは頻繁に停まります。
すると若者数人が僕のところへ来て「こっちで行かないか?」と訊いてきました。
さっき払った40000クワチャにさらに35000クワチャを払うのは嫌でしたが、座り心地が悪すぎるし、何よりこのままのペースだと何時に着くか分からないのでOKしました。窓から彼らに僕のバックパックを渡し、僕も窓からひょいと降りました。
乗り移った車内にいたのは、品の良さげなドライバー、紳士フランシス、ナイジェリア生まれでザンビア育ちの、たしかファベイラの3人。
最初は会話に参加していましたが、僕はぐったり気味なので途中から目を閉じました。
少し眠ることができて、9PM頃ルサカ市内に入りました。暗くてよく分かりませんが、なんだかアメリカの郊外の町のよう。
さて、僕はガイドブックを見せてどうにか住宅地内にあるホステル、Lusaka Backpackersに到着。あー、よかった。それじゃあバイバイ、と降りようとしたら「20000クワチャ多く払え」ときました。「約束が違うだろ。そもそも金がないよ」と言い返すと「OK」。道中優しくしてもらったのに、後味が悪いなぁ。。
チェックイン時にUSD12を払い、ベッドを確保。明日のジンバブエ・ハラレ行きのバスの時間を確認して3日ぶりのシャワーを浴びました。
とにかく髪の毛がゴワゴワで、指に髪の毛が絡まるほど。。
さっぱりして眠ることに。もう10:30PMですが、明日は3:00AM起きです。
移動ばかりで疲労が溜まっていますが、明日の夜はハラレのホテルでのんびり…しているはず。
⑩につづく。
【地図】