【東アフリカ⑩】国境で長時間待機も ジンバブエに無事入国(ルサカ→)
3AM。目覚まし時計が鳴りました。眠い目をこすりながら身体を起こします。
大きなあくびをしてゴソゴソ荷造りをしていると、猫が足元にやってきて驚きました。
3:30AM、滞在時間わずか6時間弱の宿を出発。門番を起こしてゲートを開けてもらい、タクシーを拾いました。バスターミナルに着くと早速バスを発見。
どうやらダル・エス・サラームから南アフリカのヨハネスブルグまで行くバスに便乗するようです。
既に車内はカオス状態。周りから「ニーハオ」とか言われますが、無視して席を確保します。正直、早朝から見知らぬ黒人たちに囲まれるのはあまり気が休まりません。
小一時間後の5AM、ジンバブエのハラレ経由ヨハネスブルグ行きのバスが動き始めました。
夜が明けてきて太陽が東の空から昇ってきたとき、空が真っ赤になりとてもキレイでした。ルサカには高い建物が皆無なので余計に美しく見えた気がします。
ザンビアの首都は全く観光できませんでしたが、どことなく清潔感を感じる街でした。
7AM。ザンビアとジンバブエの国境に到着しました。出国は一瞬で終わりました。が、ジンバブエ入国がチンタラ遅いのです。勤め先などを聞かれましたが、西アフリカの各国のように袖の下を要求されることはありませんでした。それにしてもこの国境、野猿がとても多い。
僕のバックパックを乗せたバスが見当たらず心配でしたが、外に出ると緑色のバスはしっかり停車していてひと安心。どうやら荷物のチェックをしている様子。近くにいた若者に尋ねると「旅行者ならいいんじゃないの」とのこと。タンザニア人のエマニュエル。南アフリカに住む兄弟のところへ行くのだとか。
9AM。10AMと時間が過ぎて行きますが、一向にバスが出発する気配は無し。今回の旅は移動ばかりだけど、それで一日つぶれてしまうのはもったいないなぁ。
学生の貧乏旅行ではないし、移動はケチらないほうがいいな、と思った瞬間でした。
さて、車内ではチラホラ英語が聞こえてきます。前列に陣取るオバチャンたちと男たちがモザンビークの警察に対して怒っていました。僕にも話かけてくれたので、少し会話に混ぜてもらいました。
いよいよ11AM。一度バスの外へ出されパスポートをチェック。で、やっと出発です。
さぁジンバブエだ。
⑪へつづく。
【地図】