【西アフリカ⑰】楽しい西アフリカ最大都市ドライブも 事故で状況一変?(ラゴス)
Lagos Islandを通過した車はVIことVictoria Islandを通ります。
今日の市内観光は基本的にピーターにおまかせです。
しばらく走ると、高級感のある場所でバードなんとかというデパートに車を停めました。
入口にはゴツい男と銃を持った男がエヘンと立っています。セキュリティがしっかりしているよう。デパート内の電気屋の店主はインド系の人でした。
本屋兼CDショップのような店で良さそうなものを物色しました。
でも何も買わず。
今日はとても良い天気ですがなにしろ暑い。
ところでナイジェリアに入国してから、これまで浴びてきた奇異の視線を感じなくなりました。隣国や街が変わるだけでこの視線が無くなったりするのがオモシロイ。
ピーターの運転で車はBar Beachという通り沿いを走り、有名なEko Hotelへ。「駐車は10分間無料だ」とピーターが言うので「じゃあ10分だけ」とホテルを見学しました。
このピーター、言動がいちいちなんだかおかしくて僕のツボでした。
でも彼のおかげで、昨日までの「ナイジェリア人は誰もが悪だ!」という僕の偏見がどんどん薄れていくのでした。
ピーターの車はマニュアル車でしたが、とにかくエンストをよく起こしました。そしてこの渋滞が酷いラゴスでのマニュアル車運転は泣きっ面に蜂。ブツブツ文句を言う彼の姿は、今思い出してもフフッとなってしまいます。
それにしてもやはりラゴスはとても歩いて歩ける街では無さそうです。このように現地の人と一緒にいるので安心できるのだと思いました。
お腹が空いてきたのでランチタイム。在日ナイジェリア大使館に勤める友人のオススメ、Mama Cassなるファストフード店で食事をすることになりました。
で、お店を見つけてウインカーを出し、ピーターが車を路肩に乗り上げて駐車しようとした瞬間…
「ガシャンッ!」
という音。そして次の瞬間横になったバイクと道に転がる少年。
「うわ、事故だ」
転倒した少年を心配するどころか、ピーターは放送禁止用語を連呼してフリークアウト!
まさか自分の乗っているタクシーが事故を起こすとは。。
ピーターはブツクサ言いながらとりあえず駐車をし、僕とともに転倒中の少年の元へ。
あらー。ピーターの車にもキズがついています。
少年を労わってからガッツリ叱り、駐車係の人にも文句を言うピーター。そして警察を呼ぶわけでもなく店内へ。「あれ?それだけ?」と思いましたが、まあそんなものなのでしょう。
店内に入るやいなやトイレへ駆け込んだピーター。
戻ってきたので「調子はどう?」と僕。車のことを聞いたつもりが「昨夜から腹を下しているんだ」という返答。思わず笑いそうになりましたが、ふむふむと聞いておきました。
⑱へつづきます。
【地図】