【番外編】これぞ本当のアメリカ?ノースダコタ州で田舎を謳歌する①(ノースダコタ州グランドフォークス)
ノースダコタ州…地図上ですぐに場所を示せる人は、アメリカ人でも少ないのではないでしょうか。
僕も行く前はさっぱり分かりませんでした。
「4人のアメリカ大統領の彫像があるのはたしかサウスダコタ州…ということは、その上かな?」程度の認識です。
2015年当時、父が仕事でちょくちょく日本から来ては滞在していたため、ロサンゼルスから足を伸ばしてみることに。
ロサンゼルス/カリフォルニア州は人種のるつぼであり、本当のアメリカでは無いと個人的に思っていたし、アメリカの田舎を垣間見る良い機会でした。
さて、ノースダコタ州全体の人口は約70万人(!)で国内47位。州都はビスマーク。
その名が示すとおり、歴史上ドイツにルーツを持つ人が多く住んでいる模様。ふむふむ。興味津々。
アジア人や黒人、ヒスパニック・ラテン系はほとんどいなさそうだなぁ。
父がいるグランドフォークスという小さな町へは、近隣州ミネソタのミネアポリスーセントポール空港(Minneapolis-St. Paul International Airport)から1日数便デルタ航空が飛んでいます。 ロサンゼルスからは乗り継ぎを含めて6、7時間かかった気がします。
町の経済を支えているのはノースダコタ大学(University of North Dakota)。
この大学の特徴は、広大な土地を利用した航空宇宙学部があること。
米国の航空会社はもちろん、東海大学の学生も未来の運航乗務員を目指して日々訓練を積んでいます。
なので、この小さな町で頑張る日本人の方は意外といるわけです。
町を走る車はのんびり。「せまいグランドフォークス、そんなに急いでどこへ行く!?」と言わんばかりに、どの車も制限速度を守ってのんびり運転しています。ロサンゼルスのフリーウェイをビュンビュン飛ばしているような車は皆無です。
道はほぼまっすぐ。日本車が極端に少ないのが印象的でした。
カナダのマニトバ州と隣接しているため、「Manitoba」と書かれたナンバープレートの車と頻繁にすれ違います。最初は何のことだか分からず「??」。
たしかに町で一番大きなホテルもCanada Inns。もちろんメープルの国旗も翻っていました。
ちなみに、同州州都のウィニペグ(Winnipeg)までは道1本で着きます。それでも2~3時間かかるようですが。
そんなのんびりとした空気が流れるグランドフォークス。僕は居心地が良くてすぐに気に入りました。
(ほぼ)見渡す限り地平線で、夕刻には地平線に沈む太陽を見られて感動!
ダウンタウンはこじんまりとしていますが、のんびりとした空気がいい感じ。レッド川を渡ればミネソタ州です。
そうそう、アウトドアグッズを売る店に入ったら、各種銃を売るコーナーが充実していました。
僕が記憶する限り、アメリカで銃を見たのは初めてなので衝撃でした。
しかもこのコーナーは混んでいて、老若男女が笑いながら銃を手にしていました。。
日本からは観光目的ではまず来ないであろう場所に来られて、ここまで満足の僕。
次回はグランドフォークスの南に位置する、そこそこ大きな街・ファーゴ(Fargo)をご紹介します。
【地図】